毎年11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日!さわやかなワインに合うおすすめの焼き鳥は?

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ボジョレー・ヌーヴォ―の話題を耳にすることが増えてきました。毎年解禁日を心待ちにされている方も多いのではないでしょうか?

ところで「ボジョレー・ヌーヴォ―」、「ボジョレー・ヌーボー」、「ボジョレー・ヌーヴォ」、「ボージョレ・ヌーヴォ―」、「ボージョレ・ヌーボー」、「ボージョレ・ヌーヴォ」…様々な表記を目にすることがありますが、一体どの表記が正しいのでしょうか?

実は販売元の大手メーカーの間でも表記は統一されていませんでした。テレビ局が運営するニュースサイトにおける表記は「ボジョレ・ヌーボー」が主流のようで、Googleトレンドの検索結果では「ボジョレー・ヌーヴォー」での検索が多いという結果に。

メディアや個人の好みで使い分けられているようです。

本記事では、Googleトレンドでの検索が多い「ボジョレー・ヌーヴォ―」で表記しています。

今回はボジョレー・ヌーヴォー解禁日に向けて、どんな焼き鳥が合うのかをご紹介したいと思います。最後までお付き合いください★

秋の鳥取・大山

毎年11月の第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日!さわやかなワインに合うおすすめの焼き鳥は?

ボジョレー・ヌーヴォーとは?

ボジョレー・ヌーヴォーとは、フランス南部ブルゴーニュ地方のボジョレー地区でその年に収穫された「ガメイ種」というぶどうから造られる新酒のことです。
「ヌーヴォー」は、フランス語で「新しい」という意味。ボジョレー・ヌーヴォーはブルゴーニュ地方の秋の収穫を祝って行われる祭りで捧げられたのがはじまりと言われています。

フランスのブドウ畑

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁日とは

1395年当時、ブルゴーニュ北部のコート・ドールで栽培する赤ワイン用のぶどう品種を『ピノ・ノワール』に限定する法令を国が出したため、「ガメイ」の栽培は南部のボジョレー地方に押し出されてしまいました。「ガメイ」で造られるようになったボジョレーのワインは、1600年代半ばにはパリでも販売されるようになっていきました。
1937年には、原産地統制呼称『ボジョレー』が造られました。1951年に毎年11月の第3木曜日午前0時を解禁日にすることが定められました。
今年2020年は11月19日(木)が解禁日。ちなみに日本では、日付変更線の関係上、本場フランスよりも約8時間早く楽しむことができます。

赤ワイン用のぶどう品種ガメイ

ボジョレー・ヌーヴォーの種類

「ボジョレー・ヌーヴォー」に加えて、ボジョレー地区の中でも特にコクのあるワインができる、北部の38の村のぶどうだけを使って造るワンランク上のヌーヴォー「ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー」があります。

赤ワインと白ワイン

ボジョレー・ヌーヴォ―に白ワインはあるの?

ボジョレー・ヌーヴォーといえば「赤」のイメージをお持ちの方が多いと思いますが、「白のボジョレー・ヌーヴォーもあるの?」と疑問を持ったことはありませんか?気になったので調べてみました!結論から申し上げると、白のボジョレー・ヌーヴォーは存在しませんが、白のボジョレーは存在します。

ボジョレー・ヌーヴォーに使用されるブドウは、「ガメイ」という品種の黒ブドウ1種のみ。このガメイ種100%でつくられる赤ワイン、またはロゼワインの新酒だけがボジョレー・ヌーヴォーを名乗ることが許されています。ボジョレー・ヌーヴォーはガメイ種のその年の出来を確かめるための試飲用のワインなので、赤ワインやロゼは作れても、白ワインはつくることができません。白ワインをつくるには「甲州ブドウ」や「シャルドネ」などの白ブドウを使う必要があるので、ボジョレー・ヌーヴォーとは名乗れないのです。

ヌーヴォーであることにこだわらなければシャルドネ種でつくった白ボジョレーも存在しますが、ボジョレー地区での白ワインの生産量は非常に少ないため、日本で見つけるのはなかなか難しいかも知れませんね。

ボジョレー・ヌーヴォーのおいしい飲み方

ボジョレー・ヌーヴォーは、10℃~13℃くらいが一番おいしく飲める温度。渋味が少なくフレッシュな果実味が特徴です。また、ワインは長く保管しておけば美味しくなると思われている方も多いと思いますが、熟成香を楽しむことができるのは一部の高級ワインだけ。ヌーヴォーはフレッシュさを楽しむワインなので、購入後はできるだけ早めにお飲みください。

ワインクーラーで冷やされたワイン

ボジョレー・ヌーヴォーに合う料理

ボジョレー・ヌーヴォーは若さのある果実味のお酒なので、プロセスチーズやトマトソースパスタなどさっぱりしたお料理、和食の場合肉じゃがやタレ味の焼き鳥など、甘辛い味つけにも合います。時期的に温かいお鍋や煮込み料理もおすすめです。

ワインに合うパーティー料理

ボジョレー・ヌーヴォーに合う焼き鳥

「タレの焼き鳥に合う」ボジョレー・ヌーヴォーですが、どんな部位の焼き鳥と相性がいいのでしょう?
お酒に詳しいビアエッセイストの矢野竜広さんに伺ったところ、「ボジョレー・ヌーヴォーはさわやかな飲み口が特徴なので、同じようにさっぱりした焼き鳥か、逆にこってりした脂の多い部位とあわせることでよいペアリングが楽しめると思います」とのこと。

※ペアリングとは……以前のブログ「ビアエッセイスト矢野竜広氏に聞く!ビールと焼き鳥のペアリングの基礎」をご参照ください。

焼き鳥串セット

カロリーの低いさっぱりした焼き鳥の部位を合わせる

やげん軟骨・タレ

おすすめ①やげん軟骨・タレ

やげん軟骨は、胸骨の先端部のことです。鶏は鳥類の大きな特徴のひとつと言われている発達した胸骨を持っており、翼を動かすための筋肉を支えるためにあるのですがその胸骨の先端の部分にある柔らかい骨がやげん軟骨です。一般的に軟骨の唐揚げなどで使われる鶏の膝軟骨とはちがい、骨が柔らかいので食感がやさしいです。

やげんなんこつの詳細はこちら

ささみ三兄弟・タレ

おすすめ②ささみ三兄弟・タレ

ささみは、むね肉の内側、胸骨に沿ったところに左右一本ずつある部位です。笹の葉のような形をしており、見た目は白っぽい肌色をしています。
ほとんど使われることがない筋肉なので全体的に柔らかい肉質です。鶏肉の中で最も脂肪が少なく高タンパク、低カロリーでダイエット食として長年人気の食材でもあります。

ささみの詳細はこちら

むね皮・だきみ串

おすすめ③むねかわ(だきみ)・タレ

高たんぱく低カロリーで脂身が少なく、もも肉と比べてさっぱり食べられるのが特徴のむね肉と、脂ならではの濃厚な甘味とコラーゲンをたっぷり含むかわを交互に刺した焼き鳥串。コンビニなどでも販売されていて注目の部位。

むねかわ(だきみ)の詳細はこちら

脂の多いこってりした焼き鳥の部位を合わせる

レバー・タレ

おすすめ①レバー・タレ

レバーは、鶏の肝臓の部位です。独特の濃厚な味と匂いがあり、ねっとりと舌の上でとろけるのが特徴です。血生臭さや苦みが苦手だという人もいますが、新鮮なレバーは生臭さも苦みもなく、口に入れた瞬間に濃厚なコクを感じられます。上質なレバーはワインによく合い、まるで高級フレンチを食べているような感覚を味わえると言われています。

レバーの詳細はこちら

ハツ・タレ

おすすめ②ハツ・タレ

ハツは、鶏の心臓のこと。こころ、ハート、ハーツ、ヘルツなどと呼ばれることもあります。ホルモンの中でも食べやすく人気の部位です。ホルモンの中でも臭みが少なく、あっさりした味わいです。ビタミンA、ビタミンB群や鉄分を多く含む高栄養な部位ですが、意外にも脂肪分が多いのが特徴です。

ハツの詳細はこちら

ハツ・タレ

おすすめ③ぼんじり・タレ

ぼんじり(ポンポチ)は、鶏肉の尻尾(テール)の周りの肉のことです。地域やお店によって「さんかく」や「テール」とも呼ばれています。味わいはジューシー

ぼんじりの詳細はこちら

ボジョレー・ヌーヴォーの解禁をおいしい焼き鳥とともに楽しもう♪

いろいろと書きましたが、もともとはフランスの収穫祭を祝う日。結局は楽しくおいしくボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を祝えることが一番! おいしい焼き鳥で今年もボジョレー・ヌーヴォーをいただける幸せを噛みしめて楽しみましょう♪


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