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【焼き鳥部位紹介】ハツ
あっさりした味わいとプリっとした歯ざわりが人気の「ハツ」
ハツは、鶏の心臓にあたる部位です。ホルモンの中でも臭みが少なく、あっさりした味わいです。ビタミンA、ビタミンB群や鉄分を多く含む高栄養な部位ですが、意外にも脂肪分が多いのが特徴です。
英語のハートの複数形(hearts)から転訛して「はつ」という呼び名になったと言われています。他に、ココロ、ハート、などと呼ばれることもあります。
ハツの良い点とマイナス点
良い点
・ホルモンの中でも臭みが少なく、あっさりした味わい
・糖質ゼロ食材なので、糖質制限ダイエット向き
マイナス点
・意外にも脂肪分が多い
・ビタミンAが豊富だが、摂取しすぎると頭痛などの症状が出る可能性があるため注意
ハツの下処理
〜臭みの少ない理由はコレ〜
ハツ(心臓)は、全身に血液を送り出す強靭な筋肉でできているため、プリっとした舌ざわりで噛み切りやすいです。
心臓の根本の血管とつながる場所にあり、一般的には心臓を半分に開いて、周囲の脂肪や血管をすべて取り除く血抜きをしてから食べます。そのため、内蔵系のわりに臭みが少なくて食べやすい部位です。
海外ではハツはどうやって食べられている?
ペルーの牛ハツ串焼き「アンティクーチョ」がおいしい!
世界のあちこちで、鶏ハツだけでなく牛や豚の心臓も内臓料理として食べられています。エスカルゴに似ている、と言われることもあるようです。
例えば、中国の鹵珍肝(ルーチンコン)は、豚ハツを八角風味の醤油で煮しめた料理。南米ペルーでは、伝統料理「ANTICUCHO(アンチクーチョ)」が人気です。
酸っぱいマリネ液に牛ハツを漬け込み、串にさして香ばしく焼いた料理で、手軽に食べられる屋台料理の定番となっています。日本の焼き鳥によく似ていますね。
栄養豊富なハツ。実はレバーよりオススメな理由とは?
ハツは、鉄分やビタミンA・Bを豊富に含む良質のたんぱく源。貧血防止といえばレバーが浮かぶ人も多いと思いますが、レバーは毎日食べるのはオススメできません。
レバーは鉄分やビタミンB12を始め栄養素をたくさん含んでいますが、ビタミンAが多すぎて過剰摂取になってしまうためです。
ハツの鉄分含有量は、レバーの半分ほどあり、他の食品と比べても鉄が多めなので、ハツを食事にうまく取り入れると効果的ですよ。
鉄分
鉄分は血液になるやヘモグロビンのもとになる重要な栄養素です。鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血になり、からだが重い、息がきれる、顔色が悪い、疲れやすいと感じるようになります。
ビタミンA(レチノール)
鶏ハツはビタミンAが多い食材です。ただし、ビタミンAは取りすぎると頭痛などの症状が出る可能性があるため、続けて多量に食べることは控える必要があります。
鶏ハツ100gあたりビタミンAは700㎍あり、上限の目安は、鶏ハツ焼き鳥なら2本ほどです。ハツ串2本で、鉄分もビタミンAも1日に必要な量をちょうど良く取れます。
ビタミンAは、免疫力強化や、皮膚や粘膜を健康に保つ効果、動脈硬化予防などの働きがあります。美容と健康のため大切な栄養素なので、量に注意してしっかり取っていきたいですね。
焼き鳥の「ハツ串」の気になるカロリー・栄養素は?
エネルギー |
186kcal |
タンパク質 |
14.5g |
脂質 |
15.5g |
炭水化物 |
0g |
鉄 |
5.1g |
ビタミンA |
700㎍ |
※100gあたりの栄養素
ハツのカロリーは意外にも高めで、皮付きのもも肉と同じくらい。
ささみや皮なしのむね肉と比べると倍ほどあり、鶏肉としてはカロリーが高い部位になります。他の鶏肉と同様、糖質ゼロ食材なので、糖質制限ダイエット向き。
大黒堂のハツは鳥取県産。しっかりとした歯応えが自慢
大黒堂のハツ串は、しっかりとした歯応えが特徴です。 この食感がビールによく合います。おうち飲みにも最適です!
お客さまの声
●冷凍のハツを注文しました。凍った状態で見たときは固そうに思えてちょっと心配したのですが、レンジで温めたらふっくらして、ちょうど良い柔らかさになりおいしかったです。
●気軽に家呑みで本格的な焼き鳥が食べられてよかった。ハツやせせりなど、焼き鳥屋でいつも注文するものが充実しているし、味も満足。
大黒堂の焼き鳥「ハツ」のおすすめの食べ方
焼き鳥「ハツ」のおすすめの味つけ
タレ味 単品で食べるならタレ!大黒堂自慢のタレと、ぷりっとしたハツのコンビがぴったりです。アレンジしやすい塩味も、冷凍庫にストックしておくと便利。
焼き鳥「ハツ」のおすすめの焼き方
塩で焼く場合
- 日本酒を振り、高い位置から多めに塩・こしょうをふる。
- フライパンに薄く油を引き、強火であたためる。油が温まったらハツ串を身の側からのせる。
- 色がついたら裏返し、弱火でさっと火を通すように焼いていく。
- こまめに裏返し、中まで火が通ったら完成。
タレで焼く場合
- フライパンに薄く油を引き、弱火であたためる。油が温まったらハツ串をのせる。
- 裏返しながらハツ串を焼き、表面に色がついたら一度タレをつける。
- タレをつけると焦げやすくなるので、弱火にしてこまめに裏返しながら全体に火を入れていく。
- タレをつけると焦げやすくなるので、中弱火にしてこまめに裏返しながら全体に火をしっかり入れていく。
- 最後にもう一度タレをつけて完成。
焼き鳥「ハツ」のおすすめのアレンジ料理のレシピ
さっぱり多国籍風 鶏ハツのハリッサマリネ
材料(1人分) |
大黒堂のハツ串・タレ |
2本 |
トマト |
1/8個 |
紫たまねぎ |
1/8個 |
★ハリッサ |
小さじ1 |
★白ワインビネガー |
小さじ1 |
★砂糖 |
ひとつまみ |
★オリーブオイル |
小さじ1 |
- ハツ串が冷凍の場合は解凍し、串から外す。
- 紫たまねぎとトマトをみじん切りにする。たまねぎの辛みが苦手な場合は、水にさらして辛味抜きし、水を切った後にペーパータオルの上には置いて水分を吸わせると食べやすくなります。
- ハツ、紫たまねぎとトマトを小さなボウルに入れ、★印の調味料を入れてよく混ぜる。
- 皿に盛り付け、お好みでフレッシュバジルやパクチー(分量外)を上にあしらって完成。
ひんやり!夏のごちそう野菜と焼き鳥の煮びたし
材料 |
大黒堂のハツ串・タレ |
お好みの本数 |
夏野菜(ナス、オクラ、インゲン、ニンジン等) |
お好みの量 |
★だし |
400ml |
★しょうゆ |
大さじ3.5 |
★みりん |
大さじ3.5 |
★砂糖 |
大さじ1/2 |
★しょうが |
ひとかけ |
- 焼き鳥が冷凍の場合は解凍しておく。冷蔵なら冷たいままでOK。
- 夏野菜を食べやすい大きさに切って、フライパンで焼く。 野菜の大きさをだいたい同じくらいに揃えると、盛り付けたとき見た目に美しく、煮びたしにする器にも並べやすくなります。お好きな野菜を入れてみてください。
- ナスは、軽く表面を洗い食べやすい大きさに切り、塩ひとつまみ(分量外)をまぶして少し時間を置く。塩で下味をつけるだけでなく、水分を出すことで、煮びたしにしたとき味がよく染み込みます。表面に水分が出てすこししんなりしたら、キッチンペーパーで水分をよくふき取っておく。
- オクラは板ずりしておく。(まな板に乗せ、塩ひとつまみ(分量外)をかけて、まな板とオクラを手ですり合わせて、オクラの表面の固いうぶ毛をこそげ落とす。) 軽く水洗いしておく。
- インゲンとモロッコインゲンは、ヘタを切り落として筋があれば取っておく。
- ニンジンは洗ってヘタを切り落とし、食べやすい大きさに切る。
- 煮びたしのおだしを作る。★の調味料を鍋に入れ、ひと煮立ちしたら火を止めておく。
- 野菜を順番にフライパンで焼いていく。最初はニンジン。少し多めのサラダ油をフライパンにしいて、ニンジンに弱火でじっくり火を通して甘みを引き出すのがポイント。火が充分通って表面に軽く焦げ目がついたら、フライパンからニンジンをあげて、煮びたしする器に入れる。
- ナスを焼く。ニンジンを焼いた油が残っているフライパンにナスを皮目から入れ、全面を順に焼いて焼き目をつける。焼けたら煮びたし用の器に移す。
- オクラ、インゲン、モロッコインゲンをフライパンで蒸し焼きにする。ナスを焼いた後のフライパンにオクラ等を並べて、水大さじ3くらいを振りかけ、弱火〜中火で焼く。(水の量は野菜全体に水が軽くかかるくらいで調整。) 表面に焼き目がついたら煮びたし用の器に移す。
- 焼き鳥を煮びたし用の器に入れ、手順7のおだしを沸騰直前まで温め直してから、煮びたし用の器に注ぎ入れる。具材(焼き鳥と野菜)がおだしに浸かったら、上からラップをかけて、具材との間の空気を抜いて、具材の上の方もおだしに浸かるようにするのがポイント。
- 粗熱が取れるまで冷ましてから、冷蔵庫に入れて2〜3時間おく。冷める時に味が具材に染み込み、冷凍庫でひんやり冷えた煮びたしを、器に盛り付けて完成!
鶏ハツのナムル
材料(1人分) |
大黒堂のハツ串・しお |
1本 |
★ごま油 |
小さじ1 |
★ガーリックパウダー |
少々 |
★粉とうがらし |
少々 |
- ハツ串が冷凍の場合は解凍しておく。
- 耐熱容器に★印の調味料を入れてよく混ぜ、串から外したハツと和える。
- 少しレンジで温めて、調味料とハツを馴染ませる。ほんのり温かい程度になればOK。
- 器に盛り付けて完成。塩味しっかりめが好きな場合は、最後に少しだけ塩を振って調整してください。
心臓なので少しくせがあるよ〜。ごま油などで香りよく食べるのがおすすめ!
よくあるご質問 - FAQ
- Q1. レンジで温めるときのコツはありますか?ラップはかけたほうがよいでしょうか?
- A1. レンジで温めるときは、ラップではなくクッキングシートをご利用いただくと水分が抜けず柔らかく仕上がります。クッキングシートで串ごとハツをくるみ、500Wで30秒程度あたためてください。